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<台風21号>建物被害相次ぐ 収穫前の水田にも痛手 宮城県内

稲が倒伏した水田で泥をかき出す入野田さん=5日午前7時20分ごろ、大崎市松山下伊場野

 台風21号の強風に見舞われた宮城県内は、4日夜から5日朝にかけて建物被害などが相次いだ。県のまとめによると、5日午後2時現在の被害額は農業関連を中心に73万4000円。
 石巻、大崎両市で住宅など計2棟の屋根がはがれ、登米市の物置小屋が倒壊した。各地でシャッターや看板の破損、倒木があり、加美町を通る県道柳沢中新田線の一部は倒木で一時全面通行止めとなった。
 東北電力によると、倒木で配電線が断線するなどして4日夕〜5日に大崎、石巻、仙台各市などで延べ約7800戸が停電。5日早朝までに復旧した。
 農業関係では涌谷町でビニールハウスが破損。七ケ宿町でモモやリンゴが落下するなど、収穫前の果物の被害もみられた。
 刈り取りを間近に控えた水田では稲が倒伏。大崎市松山下伊場野の農業入野田光悦さん(66)の田んぼではひとめぼれが倒れ、稲穂がたまった雨水に漬かった。入野田さんは泥をかき出しながら「発芽すると売り物にならない。あと少しで収穫だというのに」と表情を曇らせた。
 県教委によると、石巻、名取両支援学校が臨時休校し、泉松陵高、仙台東高、柴田町船迫小、船迫中が始業時間を繰り下げた。


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2018年09月06日木曜日


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