広域のニュース

<台風21号>強風被害東北でも 建物損壊や農作物打撃、けが人も

強風で飛ばされた雑居ビルの屋根の一部。隣接する住宅の塀で止まった=5日午後0時40分ごろ、会津若松市門田町

 台風21号の影響で東北地方は4日午後から5日朝まで強風被害が相次いだ。各地で建物損壊や停電があったほか、交通も乱れた。収穫を控えた果物が落下するなど農産物も打撃を受けた。

 仙台管区気象台によると最大瞬間風速は青森県深浦41.0メートル、秋田県八峰町八森37.7メートル、にかほ32.4メートル、石巻26.2メートルを観測した。
 宮城県によると、名取市の女性(65)が自宅の庭で転倒して頭に軽傷を負った。山形県庄内町では強風で割れたガラスの破片が脚に刺さり、男性(56)が軽いけが。岩手県の遠野、一関など5市町が避難所を開設し、最大計21人が身を寄せた。大崎市の避難所にも4世帯7人が自主避難した。
 建物にも被害が出た。東北6県の住宅計84棟が屋根を飛ばされるなどした。福島県北塩原村では村体育館の屋根がめくれた。
 東北電力によると倒木で電線が断線するなどしたため、東北6県で4日夕〜5日に延べ約4万1700戸が停電。5日午後4時20分ごろまでに復旧した。
 空路は5日午後5時現在、仙台空港発着便のうち浸水被害に遭った関西空港との路線6便を含む計8便が欠航。青森、秋田、花巻、山形各空港の計9便も欠航した。
 東北、秋田、山形の各新幹線は4日午後、強風の影響で1本が運休し、最大3時間20分の遅れがあった。
 農業関連では山形県内で洋ナシのラ・フランス、庄内地方特産の刈屋ナシに落果の被害が出た。青森県の津軽地方ではリンゴが打撃を受けた。各県や自治体が状況把握に努めている。


関連ページ: 広域 社会

2018年09月06日木曜日


先頭に戻る