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<仙台地裁切り付け>被告に懲役12年 殺意認定

 仙台地裁で昨年6月に起きた刃物切り付け事件で、殺人未遂や威力業務妨害などの罪に問われた山形市鉄砲町1丁目、無職淀川聖司被告(31)の裁判員裁判判決で、仙台地裁は6日、懲役12年(求刑懲役16年)を言い渡した。弁護側は控訴する方針。
 加藤亮裁判長は、犯行時に被告の視線が被害者の警察官らに向いていたとする目撃証言や、深さ4センチに達する刺し傷などから「死ぬ危険のある行為と知りながら刃物を振り回した」と殺意を認定。弁護側は精神障害が影響したとして心神耗弱を主張したが、「被告の普段の行動傾向と違う異常さはない」と退けた。
 その上で「法廷から逃走するという思慮分別に欠けた動機でナイフを準備し、傍聴人に多大な恐怖を与えた」と強調。「被害者の精神的苦痛は大きく、裁判所の業務が妨げられた結果も考慮しなければならない」と量刑理由を述べた。
 判決によると、被告は昨年6月16日、宮城県迷惑防止条例違反(盗撮)の罪での実刑判決宣告中に切り出しナイフ2本を傍聴人らに示し、取り押さえようとした警察官2人の顔や背中を切り付け、裁判所の業務を妨げるなどした。


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2018年09月07日金曜日


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