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<汚染廃>栗駒で市民説明会 堆肥化、反対相次ぐ

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物に関し、堆肥化での処理を目指す栗原市は6日、堆肥製造施設建設候補地の市営上田山牧野がある同市栗駒で、事業概要を伝える市民説明会を開いた。参加者からは周辺環境への影響を理由に反対が相次いだ。
 栗駒地区では7〜8月、同牧野近くの住民と畜産農家を対象に説明会を開いてきたが、一般市民向けの開催は初めて。市栗駒総合支所であった説明会には千葉健司市長と職員が出席、市民約50人が参加した。
 市側は(1)放射性物質は周囲に飛散しない(2)堆肥の放射性濃度は300ベクレル以下(3)堆肥で育てた植物には同物質が移行しない−と安全性を強調。候補地については「未利用の市有地で広い面積が取れる数少ない場所。事業期間は4年で、恒久施設にならない」と述べた。
 市民からは(1)山間部の牧野は水源地で、環境に影響が出る(2)同牧野を選んだ理由が不明瞭(3)観光資源の栗駒山のイメージダウンにつながる−といった不満が噴出。「事業自体でなく場所に反対」との声もあり、議論は平行線をたどった。
 千葉市長は「汚染牧草を早くなくしたいとの思いから悩み抜いて示した事業案だ」と理解を求めた。説明会は8日、若柳、築館両地区でも開かれる。


2018年09月07日金曜日


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