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岩手・不来方高3年男子が自殺 バレー部顧問の指導原因か

 岩手県立不来方(こずかた)高(矢巾町)3年でバレーボール部に所属していた男子生徒が今年7月に自殺したことが、6日までに分かった。男子生徒の両親は、行き過ぎた部活指導が自殺の原因と訴えており、県教委は近く第三者委員会を設置し、自殺の背景を調査する。県教委は、遺族の意向として高校名を明らかにしていない。
 県教委などによると、男子生徒は7月3日朝、自宅で亡くなっているのを母親が見つけた。警察による検視で自殺と判断した。
 県教委は7〜8月、同級生や教員に聞き取り調査を実施。バレー部顧問で40代の男性教員が、6月にあった県高校総体の敗因を巡ってチームを厳しく指導したり、「自覚が足りない」などと男子生徒を叱責(しっせき)したりする場面があったという。
 調査結果の報告を受けた両親は「部活の顧問が自殺の原因ではないか」と訴え、詳細な検証を求めた。男子生徒は1年生からバレー部に所属し、主力選手だった。亡くなる前日も練習に出ていたという。
 男性教員は、2008年に顧問をしていた別の県立高バレー部で暴言を吐いたなどとして15年、元部員の20代男性に訴えられている。盛岡地裁判決は男性教員の過失を認めて慰謝料の支払いを命じたが、男性教員は判決を不服として現在、控訴審で係争中。
 県教委によると、男性教員は「もう少し話を聞いてあげれば良かった。気付いてあげられず、本当に残念で悔しい」と話しているという。
 不来方高の佐々木和哉校長は「男性教員に行き過ぎた指導は見当たらなかったが、学校として落ち度はある」としている。


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2018年09月07日金曜日


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