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<風力発電>青森10年連続首位 宮城除く東北5県で増、全国の3分の1占める

 2018年3月末の都道府県別の風力発電導入実績で青森県が前年同月比8.4%増の41万7463キロワットとなり、10年連続全国1位だったことが新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の調べで分かった。送電線の容量不足から伸びは鈍くなりつつあるが、秋田が前年と同じ2位、福島が前年の7位から5位に上がるなど宮城を除く東北5県で伸びた。
 稼働中の設備(単基10キロワット以上、総出力20キロワット以上)の最大出力を合わせた発電規模と基数は表の通り。6県の発電規模は9.5%増の113万3072キロワットで、全国(約350万キロワット)の3分の1を占めた。
 6県別に直近1年間の新規稼働をみると、青森県は日立キャピタル(東京)グループと横浜町との共同出資会社が2月、14基(3万2200キロワット)を稼働させた。同県の総基数は253基で、北海道に次ぐ2位。
 秋田県は大手3社が7基(1万5783キロワット)、山形県は地元企業などが6基(1万5900キロワット)、福島県は日立系と南相馬市内の企業が4基(9400キロワット)を稼働。岩手県は、県が一戸町に整備した高森高原風力発電所が1月、公営の風力発電所としては全国最大規模の11基(2万5300キロワット)の運転を始めた。
 日本風力発電協会によると、東北は環境影響評価(アセスメント)中の計画が依然多く、今後も導入が進むとみられる。日本海沖で数百万キロワット規模で進む洋上発電構想については、ルールを定める普及法案の成立や、送電線で受け入れが可能かどうかなどが課題となっている。


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2018年09月08日土曜日


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