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風疹感染防止へ検査を 首都圏で患者増、宮城県が妊婦の家族らに呼び掛け

 風疹の感染が首都圏で広がっていることを受け、宮城県は妊娠を希望する女性や妊婦の家族、予防接種を受けていない30〜50代の男性を中心に、抗体検査や予防接種を受けるように呼び掛けている。
 県によると、風疹はインフルエンザより感染力が強く、くしゃみやせきなどの飛沫(ひまつ)で広がる。妊婦が感染すると、胎児が難聴や白内障、先天性心疾患を発症する先天性風疹症候群になる恐れがある。
 今年に入って報告された風疹患者は8月29日現在、首都圏を中心に全国で267人に上っており、昨年1年間の約3倍に増えた。県内では1人。感染から発症まで14〜21日かかり、夏休みに感染している場合は、これから発症の時期を迎える。
 予防には2回のワクチン接種が効果的とされるが、28〜39歳の男女は法定の定期予防接種が1回しかなかった。40歳以上の男性は法定予防接種を受ける機会がなく、感染のリスクは他の世代と比べて高い。
 県と仙台市は、予防接種を受けていないなどの条件を満たす19〜49歳の女性、抗体が不十分な妊婦と同居する男女を対象に、県内約600の登録医療機関で抗体検査を無料で実施。抗体が不十分とされた人に予防接種を勧めている。
 県疾病・感染症対策室の担当者は「30〜50代の男性は免疫がない人が多い。身近に妊婦がいる人は抗体検査を検討してほしい」と話した。


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2018年09月09日日曜日


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