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<北海道地震>「今度は支えになる番」楽天ファン、募金やコールで日ハムにエール

東北楽天−日本ハムの試合前、被災地支援の募金を呼び掛ける両チームの選手=8日、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城

 プロ野球日本ハムは8日、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城で、北海道の地震後初めての試合となる東北楽天との公式戦に臨んだ。「今度はこちらが支える番」。東日本大震災を経験した東北楽天のファンたちは試合前の募金活動に協力し、プレーボール前に「頑張ろう北海道」とコールするなど、被災から立ち上がろうとする日本ハムの選手やファンの背中を押した。
 募金活動は東北楽天の平石洋介監督代行、日本ハムの栗山英樹監督をはじめ、東北楽天の佐藤義則投手コーチと青山浩二投手、日本ハムの鍵谷陽平投手と玉井大翔投手の北海道出身の4人を含む両チームの選手らが行った。一時強い雨に見舞われる中、約3900人が長い行列を作って善意を寄せた。1時間近く並んだ太白区の会社員森田直樹さん(28)は「震災の時に(北海道の人たちにも)助けてもらった。お返しの気持ちを表したかった」と語った。名取市の無職浅井重信さん(68)は震災当時を思い出して球場に足を運んだといい、「大変だと思うが、頑張ってほしい」と北海道の被災地のことを思った。
 青山投手は、実家のある函館市が一時停電し、地震直後から親族、友人らの安否を気遣っていたという。それだけに大勢のファンらの協力に対し、「たくさんの人の『助け合おう』という気持ちに感動した」と感謝した。
 東北楽天側の左翼席には「FIGHT 北海道」「踏ん張れ北海道」「ともに支え合おう がんばろう日本」などと書かれたボードを掲げ、日本ハムファンを勇気づけようとする人もいた。
 北海道から応援に訪れ、日本ハム側の右翼席に陣取った上ノ国町の教諭三浦千晶さん(46)と厚沢部町の主婦菊地涼子さん(61)は、「停電で不安な日々が続いたが、野球の力で元気をもらうことができた」と笑顔を見せた。


2018年09月09日日曜日


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