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浜の女性が漁業を語る 塩釜でシンポ、震災後の変化や課題共有

漁業に関わる女性らがパネリストとして、参加者と意見を交わした

 よりよい地域漁業を考える「うみ・ひと・くらしシンポジウムin塩釜」が8日から2日間の日程で、塩釜市魚市場で始まった。東日本大震災後の変化や課題などを話し合った。
 研究者ら海に関わる女性の任意グループ「うみ・ひと・くらしフォーラム」、東京水産振興会(東京)、市が主催。東日本での開催は初で、女性を中心に県内外の約90人が参加した。
 「多様な経験と価値観をミックスさせたら何が生まれる?」と題し、パネリスト4人が事例を紹介した。
 脱サラした夫と海苔(のり)養殖業を営む赤間淳・県漁協七ケ浜支所女性部吉田浜分会長は震災前、漁業者とそれ以外の人とで意識の違いがあると感じていたと指摘。浅野勝志県水産業振興課長は「震災後さまざまな人が支援で入り、浜に風やアイデアが吹き込まれた。開放的になった」と述べた。
 東京から移住し「石巻さかな女子部」を結成した合同会社よあけのてがみ(石巻市)の塩坂佳子代表は「疲れ切った浜の女性たちの顔を見て、手伝えることがあると思った。漁業を続けていくためには分業化も方法だ」と語った。
 この日は漁業者が開発した商品の試食もあった。9日は被災地を視察する。


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2018年09月09日日曜日


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