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日本古来の文化に触れて 宮崎・高千穂神社の夜神楽、仙台の秋保神社で16日初披露 復興みこし寄贈を縁に

神楽殿でこけら落としへ向けた準備をする秋保神社の関係者ら

 仙台市太白区秋保町の秋保神社に7月末、神楽殿が新設された。こけら落としとして今月15、16日に行う例大祭で、宮崎県の高千穂神社の「高千穂夜神楽(よかぐら)」が奉納される。高千穂神社は2015年3月に「東日本大震災の復興の一助に」と秋保神社にみこしを寄贈した縁がある。今回、日本神話や伝説を題材にした夜神楽の代表的な演目を宮城県内で初披露する。
 夜神楽は天の岩戸伝説が起源と伝わり、33もの演目で構成される。「高千穂の夜神楽」として国重要無形民俗文化財に指定され、高千穂神社では毎年11月22、23日に開かれる「夜神楽まつり」で2日がかりで奉納される。
 秋保神社の神楽殿は3カ月の工期を経て完成した。鉄筋コンクリートの平屋で、壁面に巡らせた杉の引き戸を取り外しできる。延べ床面積は約30平方メートル。地域のイベント会場としても活用される。
 「こけら落としには夜神楽しかない」と高山晃和宮司(49)が高千穂神社側に相談し、出演が決まった。例大祭には夜神楽の演者として9人が来訪予定。16日午後5時〜6時半、天の岩戸伝説の天照大神(あまてらすおおみかみ)ら神々を表現する5演目を披露する。
 400年以上続くとされる秋保神社の神楽は、地元保存会の約10人が15日午後に奉納。16日は高千穂神社から贈られたみこしが2頭の馬に先導されて秋保地区内を練り歩く。
 高山宮司は「日本古来の文化をぜひ感じてほしい。若い人たちが、お神楽の魅力に触れる機会になるといいと思う」と語る。連絡先は秋保神社祭典委員会022(399)2208。


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2018年09月10日月曜日


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