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<東日本大震災>宮城の水産加工品、カジノに売り込め 米企業と商談会

MGM社の担当者(左端)に県内業者が商品をアピールした商談会

 世界有数の総合型リゾート会社、MGMリゾーツ・インターナショナル(米ラスベガス)と宮城県内の水産、酒造会社との商談会が10日、仙台市内であった。東日本大震災の被災地支援につなげようと、MGM社が持ち掛けた。
 商談会には海外輸出の実績がある水産加工5社と酒造1社が参加。MGM社の担当者らに商品の特長を説明し、輸出する際の輸送方法なども話し合った。
 MGM社はラスベガスやマカオなどでカジノやホテルを運営し、売上高は年間1兆円を超える。世界的な和食ブームで日本からの仕入れを拡大する中で、東北の食材に着目した。
 同社の飲食部門責任者アリ・カストラティ氏は「われわれの顧客は生産方法のこだわりや被災地支援といったストーリーを好む。東北の海産物や酒は優れている。できるだけ早く仕入れを始めたい」と話した。
 水産加工業ヤマナカ(石巻市)の高田慎司社長は「被災地を助けたいという熱意を感じた。カジノやホテルで提供されれば生産者の励みになる」と語った。
 日本貿易振興機構(ジェトロ)の長谷部雅也仙台貿易情報センター所長は「宮城県の水産物の輸出は金額、数量とも震災前の8割までしか回復していない。MGM社のような大口の取引先を開拓できれば非常に大きい」と話した。


2018年09月11日火曜日


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