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ツリーハウスを和みの場所に 東北芸工大生、地元要望に応え建設 山形・白鷹

スギの大木にツリーハウスを建設する東北芸工大の学生たち

 東北芸術工科大建築・環境デザイン学科(山形市)の1〜3年生が、朝日連峰を望む山形県白鷹町中山地区の小学校跡地で、スギ並木にツリーハウスとウッドデッキを造っている。「憩いの場所を作りたい」という地元の要望に応えた取り組み。学生たちは近くの公民館に寝泊まりするなどして、住民たちと共同で作業を続けている。
 スギ並木は小学校跡地の西端にあり、高さ約30メートルの6本が並ぶ。学生らは6月から、住民と共同で高さ1メートル、広さ約70平方メートルのウッドデッキを整備。右側には丸太を組んでコンクリートで固めた約4平方メートルほどの踊り場を約2.5メートルの高さに設け、そこからはしごで高さ約4メートルのツリーハウスに入る仕組みだ。
 今月2日には、大人10人ほど上がれるツリーハウスをスギ材で着工。地元の棚田をモチーフに、屋根のある空間とテラス空間の間に段差を設け、ウッドデッキ、踊り場を含め4段階の構造にするほか、壁には地元特産の深山和紙にちなみ、アクリル板で和紙を覆った材料を使用する。
 現地調査から設計・施工まで全ての工程を学生自ら行っているのが特徴で、代表の3年大宮拓真さん(20)は「子どもからお年寄りまで、皆が気軽に立ち寄り、和める場所になるように工夫している」と言う。
 白鷹町地域おこし協力隊員の遠藤真弓さん(37)は近くの古民家を改修し、仲間とゲストハウス建設を進める傍ら、ツリーハウス造りも手伝っている。遠藤さんは「住民との共同作業で素晴らしい憩いの場ができそう。将来的には、この場所でマルシェなどのイベントを開き、楽しい空間づくりをしていきたい」と楽しみにしている。
 ツリーハウスの完成は今月末ごろの見込み。


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2018年09月12日水曜日


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