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<慈恩寺>落慶400年、記念の法要や国重要文化財の仏像など開帳

本堂の落慶400年を記念する法要=9日
慈恩寺本堂

 寒河江市の国史跡「慈恩寺」で、国重要文化財(重文)の本堂が今年落慶400年を迎えた。9日に節目を祝う法要があり、落慶記念展が10月中旬まで開かれている。本堂宮殿に安置され、普段は公開されない国重文の仏像などを開帳し、京都の貴族文化の流れをくむ歴史を伝える。
 「慈恩寺の宗教と仏像展」は、国重文の木造釈迦如来坐像(ざぞう)や市指定文化財の木造弥勒菩薩(みろくぼさつ)坐像など40体を展示。9日に本堂で行われた法要では僧侶15人が弥勒法を唱え、平安や繁栄を願った。
 慈恩寺は聖武天皇の勅命で開山したとされ、約1300年の歴史を持つ。本堂はこれまで火災に3度遭ったといい、現在のかやぶき屋根の本堂は、山形城主最上氏により江戸初期の1618年に再建された。
 旧境内は2014年に国史跡に指定。旧境内や本堂は、今年5月認定の日本遺産「山寺が支えた紅花文化」を構成する文化財にもなった。慈恩寺の奥平暁俊宗務長(62)は「慈恩寺の宗教的な変遷を振り返る貴重な機会なので多くの人に足を運んでほしい」と話す。
 記念展は10月14日まで午前8時半〜午後4時。9月23日は正午から。拝観料800円、15人以上の団体600円、中学生以下無料。
 22日午後2時から、井上大樹文化庁文化財調査官が慈恩寺の仏像を語る無料講演会があり、23日は史跡の散策会(参加料2000円、要予約)や、野だて俳句会が開かれる。
 連絡先は市慈恩寺振興課0237(86)2111、慈恩寺寺務所0237(87)3993。


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2018年09月12日水曜日


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