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尾瀬守って楽しもう 福島・檜枝岐でサミット ビジョン12年ぶり見直し

サミット前の自然観察会で尾瀬沼を背にガイドから湿原の説明を受ける参加者ら=11日、福島県檜枝岐村

 福島、群馬、新潟、栃木4県にまたがる尾瀬国立公園の在り方を話し合う「尾瀬サミット2018」が11日、福島県檜枝岐村の尾瀬沼ヒュッテであり、「新・尾瀬ビジョン」を公表した。ビジョンの見直しは12年ぶり。「みんなに愛され続ける尾瀬」をスローガンに、尾瀬が目指す適正な保護と利用の方向性を示した。
 生き物、利用者、地域の三つの視点のバランスを重視。「みんなの尾瀬をみんなで守りみんなで楽しむ」を行動理念とした。会員制交流サイト(SNS)を活用したファンづくり、シカの植生被害低減、エコツーリズム推進などを挙げた。
 サミットは尾瀬保護財団(群馬県)の主催。理事長で群馬の大沢正明、ともに副理事長で新潟の花角英世、福島の内堀雅雄の各知事や関係者ら約110人が参加した。
 意見交換では「若い世代の知恵を生かそう」「満天の星空、雨の日の幻想的な湿原など魅力をもっと掘り起こすべきだ」などの提案があった。進行役の内堀知事は「尾瀬の魅力あるコンテンツ作りと情報発信が大事だ」と話した。
 ビジョンは2006年に国、関係自治体など検討会が策定。07年の日光国立公園からの分離・独立、尾瀬国立公園の実現につながった。一方で17年の入山者は約28万人と、ピークの1996年(約65万人)から激減。社会情勢や自然環境の変化を受け、尾瀬国立公園協会が利用者アンケートを実施するなど改定作業を進めてきた。


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2018年09月12日水曜日


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