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「火の用心」世代を超えて 涌谷高美術部、消防団詰め所に看板

防火を呼び掛ける看板を見上げる消防団員

 宮城県涌谷町の消防団第4分団第2班(9人)の詰め所の壁面に、防火を呼び掛ける看板が設置された。制作したのは涌谷高美術部(17人)の生徒。世代を超えた連携で地域の安心・安全を目指す。
 アクリル製で大きさは縦0.9メートル、横1.8メートル。2階建ての詰め所南側壁面に8月26日に設置された。赤字で「火の用心」と書かれ、はしご乗りと小型ポンプ車両の絵が描かれた。
 詰め所は2017年6月、町内の別の場所から移転・新築された。第2班の川名徳行さん(69)が同校の警備員を務める関係で、学校に制作を依頼した。
 同校美術部は、1、2年の男子部員6人で夏休み期間に制作した。制作リーダーの2年斎藤蓮さん(17)は「車両と制服の色使いを工夫した。仲間とうまく作れた」と満足した様子。川名さんも「期待以上の出来に感心した」と感謝する。
 詰め所は、涌谷高とJR石巻線涌谷駅の通学路途中にあり、登下校で興味深く看板を見る生徒もいるという。第2班長の農業佐々木幸治さん(55)は「新規の団員が減る中、若い世代に消防活動を知るきっかけになればうれしい」と期待。世話役の左官業佐々木繁さん(71)は「地域防災の意識をより高めたい」と気を引き締めている。


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2018年09月13日木曜日


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