宮城のニュース

<栗原市官製談合>市幹部ら3被告、起訴内容認める 仙台地裁初公判

 宮城県栗原市発注工事を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反などの罪に問われたいずれも同市の市建設部参事佐藤義夫(58)=起訴休職=、米倉設備工業専務米倉智章(51)、丸安建設社長白鳥泰行(52)の3被告の初公判が12日、仙台地裁であり、それぞれ起訴内容を認めた。
 冒頭陳述で検察側は、佐藤、米倉両被告は1999年の市発注工事の現場で知り合い、親交を深めたと指摘。米倉被告は見積額が設計価格より上か下かを佐藤被告に尋ねる形で近似値を探っていたが、2010年ごろからは設計価格自体を佐藤被告から聞き出していたとした。
 白鳥被告については「米倉被告が市職員から情報を得ていると察知し、米倉被告に情報収集を依頼した」と説明。「米倉被告は白鳥被告に貸しをつくり、有利な取引関係を続けることを期待していた」と述べた。
 贈収賄事件でも起訴された佐藤、米倉両被告の審理は分離された。被告人質問で白鳥被告は「米倉被告の情報源が佐藤被告と予想していたが、2人のやりとりの内容は知らなかった。誰からの情報であろうと(落札できれば)関係なかった」と供述した。
 起訴状によると佐藤被告は1月、市交流施設エポカ21建築改修工事の制限付き一般競争入札で米倉被告に電話で設計価格を漏らし、米倉被告が電話で白鳥被告に設計価格を伝え、丸安建設に最低制限価格(2億6796万円)と同額で落札させたとされる。
 佐藤、米倉両被告は今年2月にあった同施設の機械設備改修工事の制限付き一般競争入札に関し、贈収賄行為をしたとして起訴された。


関連ページ: 宮城 社会

2018年09月13日木曜日


先頭に戻る