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<全農青森>18年産米、概算金設定せず 都度精算に移行

 全農青森県本部は12日、青森市の県農協会館で組合長会議を開き、2018年産米は各農協に支払う概算金を設定せず、販売の度に農協へ代金を支払う「都度精算方式」に移行することを決めた。農協への概算金をなくすのは東北初で、全国でも例がないという。集荷時に農家に支払う生産者概算金は、従来通り各農協が設定する。
 これまでは販売先や価格、販売時期などを県本部が判断する無条件委託だった。18年産米については、条件の詳細を農協と協議した上で販売し、手数料や経費を差し引き農協に支払う方法に変更。県本部は「各農協の倉庫の経費や品質向上などの取り組みを価格に反映させる」としている。
 出荷契約数量が約9300トンのブランド米「青天の霹靂(へきれき)」は、安定販売が見込めることから、農協から全量を買い取ることにした。
 農協概算金の廃止は、各農協の県本部への販売委託量が全体の24%(17年産)にとどまるなど、販売手法の多様化が背景にある。
 ただ、県本部は各農協が生産者概算金を決める上で、従来方式で計算した目安額(60キロ、1等米)も提示した。会議出席者によると、「つがるロマン」が1万2200円、販売数量が最も多い「まっしぐら」が1万2000円で、いずれも17年産の当初概算金比で500円増だった。
 太田修県本部長は「都度精算にすることで、生産者の収入の向上につなげていきたい」と話した。


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2018年09月13日木曜日


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