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<太陽光>施設に不備 開発手続きや土砂対策怠る いわき市、法令違反通報

複数回の土砂流出があったのり面。上に太陽光パネルがある=いわき市小名浜上神白

 いわき市は13日、同市小名浜上神白に建設された太陽光発電施設を巡り、関係業者が林地開発の手続きや土砂流出対策などを怠り、改善指導に応じないとして、国に通報したことを明らかにした。東北経済産業局が調査を始めた。
 同日の市議会一般質問で、市側が説明した。東北経産局によると、再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が買い取る「固定価格買い取り制度」が2012年に始まって以降、自治体から同局への法令違反の通報は初めて。
 市などによると、発電施設は出力450キロワットで、東京の企業が昨年、建設に着手。市の要領に基づく小規模林地開発計画書や森林法の規定を満たした伐採届を出しておらず、市が繰り返し指導している。
 今春以降、敷地ののり面から土砂が市道や隣接する民家側に流出する事態が数回発生。業者側は住民説明会を開いたものの、シートを張る応急処置の状態が続く。売電は6月に始まり、現在は白河市の企業が発電事業者となっている。
 市は7月、8項目の法令違反を通報。8月に現地調査した東北経産局の担当者は「今後は業者側から事情を聴き、事実関係を確認して対応を検討する」と話す。
 開発企業の担当者は取材に「指導は受けているが真摯(しんし)に協議している。土砂対策も計画中」と説明した。


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2018年09月14日金曜日


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