宮城のニュース

<JR東>クルーズ列車で仙台港から松島へ楽々 周遊拡大に期待

列車に乗り込むクルーズ船の乗客=14日午前9時30分ごろ、仙台市宮城野区の仙台埠頭駅
運行を記念してテープカットする坂井支社長(右)ら=14日午前9時20分ごろ、仙台市宮城野区の仙台埠頭駅

 JR東日本は14日、仙台臨海鉄道(仙台市宮城野区)の貨物線に乗り入れ、仙台港からクルーズ船の乗客らを松島へ運ぶ特別列車を運行した。観光地へのアクセスが向上し、東北での周遊拡大や大型客船の誘致増加への期待が高まった。
 JR東の特別列車「リゾートみのり」3両が午前10時ごろ、仙台市宮城野区の仙台埠頭(ふとう)駅に設けた仮設のホームを出発。仙台港に寄港した郵船クルーズ(横浜市)の客船「飛鳥II」の乗客やJR東のツアー客ら約60人が乗車した。
 今回はJR松島駅に向かい、瑞巌寺などを観光した乗客をJR仙台駅に届けるルート。妻と乗車した横浜市の無職徳山秀昭さん(60)は「船を降りてすぐ乗れて、とても便利。松島でアナゴを食べるのが楽しみ」と喜んだ。
 出発に先立って行われた式典で、JR東の坂井究仙台支社長は「これからは陸海空一体で東北の広域観光を盛り上げ、東日本大震災からの復興につなげていきたい」と語った。
 JR東は7月末、仙台臨海鉄道の陸前山王−仙台埠頭駅間(5.8キロ)で旅客輸送の事業許可を受けた。26日には、仙台埠頭駅と松島駅を往復するルートで特別列車を運行する。乗客の声などを踏まえ、本格運行を検討する。
 訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加に伴い国内へのクルーズ船寄港が増えているが、仙台港は下船後の交通利便性が悪く、乗客が立ち寄るのは付近の商業施設などが中心だった。
 JR東は東北では、秋田港からも貨物線を活用した特別列車を運行している。


関連ページ: 宮城 経済

2018年09月15日土曜日


先頭に戻る