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気仙沼の子ども演劇塾「うを座」稽古重ね20周年 記念公演「被災地を元気に」

記念公演に向け稽古を重ねる塾生ら=9日、気仙沼市松岩公民館

 宮城県気仙沼市の小、中、高校生を対象とした演劇塾「うを座」が創立20周年を迎え、16日に同市内で記念公演を行う。69人で旗揚げし、現在の塾生は4人。今回は卒業生12人が加わり、東日本大震災の被災地を励ます舞台を繰り広げる。

 うを座は、市内で演劇活動をしていた現座長の鈴木恒子さん(71)が1998年4月、子どもたちに芝居の世界を体験してもらいたいと設立。劇団四季出身の俳優・演出家壤晴彦さんが脚本と演出を手掛けた「海のおくりもの−竜宮伝説’36」で99年に初めて公演した。
 記念公演は「海のあしおと」と題し、壤さんの4作品の中から、えりすぐりの場面を組み合わせた。小学1年から活動する塾生の気仙沼高1年畠山光穂さん(15)は「練習は厳しいが、達成感がある。少人数でも頑張っていることや、20年の感謝の思いを伝えたい」と語る。
 卒業生で、演出を担当する斉藤夏帆さん(28)は「心の復興のために前向きなメッセージを発信したい。見ている人に元気になってほしい」と意気込む。
 ダンスインストラクターの小野寺優介さん(25)は「うを座は私の人生を変えた。ダンス、歌、演技、コミュニケーション、礼儀も教えてもらった」と言う。
 他の塾生は小学3年と5年の女子3人。通常は毎週土曜夜に2時間半の稽古をこなす。昨年から大人も加わり「市民劇場うを座」として活動している。鈴木さんは「活動を継続していくことが大事」と将来を見据える。
 記念公演は同市陣山の「ゲストハウスアーバン マリア・チャペル」で、午前11時、午後3時開演。チケットは1800円(前売り1500円)。連絡先は、うを座070(2433)3431。


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2018年09月15日土曜日


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