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<大槌町旧庁舎>解体差し止め訴訟初弁論 町長側請求棄却求める

 東日本大震災の津波で当時の町長や職員ら約40人が亡くなった岩手県大槌町の旧役場庁舎について、住民団体「おおづちの未来と命を考える会」の高橋英悟代表らが、平野公三町長に対し解体工事と公金支出の差し止めを求めた住民訴訟の第1回口頭弁論が14日、盛岡地裁であった。町長側は請求棄却を求めた。
 原告側は、平野町長は旧庁舎の震災遺構としての社会的、文化的価値を十分に検討していないと指摘。地方公共団体の財産を最も効率的に運用すべき地方財政法上の注意義務に違反すると主張している。
 町長側は答弁書で「旧庁舎保存の必要性を深く検討しなかったこと、保存を望む声を切り捨てたことはない」と反論した。
 原告側は地裁に「検証申出書」を提出して現場検証を要請。高橋代表は記者会見で「改めてあの場所で何があったのか検証する必要がある。実物を見てほしい」と話した。
 平野町長は「裁判を通じて正当性を主張していきたい」との談話を出した。


2018年09月15日土曜日


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