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<ほっとタイム>仲間の支えが自信に

虹色の旗を手に行進する加藤さん(中央)

◎盛岡でLGBTの理解呼び掛け

 「差別におびえることなく、堂々と生きたい」。盛岡市で1日にあった性的少数者(LGBT)への理解を呼び掛けるパレード。主催者の加藤麻衣さん(24)=盛岡市=は多様性を象徴する虹色の旗を掲げ、懸命に訴えた。
 自分が性的少数者であることに気付き始めたのは高校時代。偏見が根強い社会の生きづらさに絶望し「35歳になったら自殺しよう」と思い詰めていた。
 加藤さんの考えを変えたのは、岩手大1年で設立したLGBTサークルでの出会いだった。同じ境遇の仲間が予想以上に集まり、居場所が見つかった。勇気を出して母にも「女性の恋人がいる」と打ち明けた。
 迎えたパレード当日。「参加者が集まらないかも」と少し不安だったが、160人が駆け付けて後ろを歩いてくれた。母は沿道で見守り、手を振ってくれた。
 「扉の外に出られたような気分」と加藤さん。「根気強く対話を続ければ、きっと理解は広がる」。虹色に染まった街で胸を張った。(盛岡総局・斎藤雄一)


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2018年09月15日土曜日


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