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<吾妻山>警戒レベル2に引き上げ 小規模噴火の可能性

 仙台管区気象台は15日、山形、福島両県にまたがる吾妻山(吾妻連峰)で、小規模な水蒸気噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。警戒レベル引き上げは2014年12月以来、3年9カ月ぶり。
 吾妻連峰を構成する一切経山(1949メートル)の南側中腹の大穴火口から約1.5キロの範囲で、小規模噴火によって噴石が飛散する可能性がある。警戒対象地域は福島市と福島県猪苗代町の一部。火口の風下では降灰や小さな噴石、火山ガスに注意が必要になる。
 管区気象台によると、15日午前9時13分ごろから約4分40秒間、火山性微動を観測した。火山性微動は7月22日以来。浄土平観測点の傾斜計では火口方向への傾斜変動を確認した。火山性地震は8月中旬以降やや多い状態が続いており、8月は計113回、9月は15日午後3時までに計139回を記録。震源は火口付近直下の浅いところと推定される。
 記者会見した管区気象台の久保田勲・火山防災情報調整官は「火口から1.5キロ範囲の危険な地域には立ち入らないでほしい。風の強さ次第では遠方まで小さな噴石や火山灰が飛ぶ可能性があり、十分な注意が必要だ」と呼び掛けた。
 14年12月に2にいったん引き上げられた吾妻山の警戒レベルは16年10月、噴火の兆候がなくなったとして1に引き下げられていた。


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2018年09月16日日曜日


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