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<この人このまち>大館のにぎわい創出を 地元に戻りカフェ開店

[さとう・なほ]1992年、大館市生まれ。大館桂高(現大館桂桜高)を卒業し、専門学校進学で新潟へ。横浜市でカフェ勤務などを経て、今年4月に帰郷。

 大館市出身の佐藤菜穂さん(26)が今春、秋田県に移り住むAターンで地元に戻り、姉の佳菜さん(30)とカフェ「S.witch cafe(スイッチカフェ)」を開店した。大館ににぎわいを生み出そうと、若者を呼び込む拠点になることを目指す。(秋田総局・佐藤駿伍)

◎「スイッチカフェ」店長 佐藤菜穂さん(26)

 −なぜ大館にカフェを出店したのですか。
 「姉からは『関東で力を試してから』と説得されていましたが、自分の店を出すなら必ず大館と決めていました。なじみのある古里に戻りたいという気持ちもありました。JR大館駅前の再開発や秋田犬ブームなど、大館にチャンスがあると思い決断しました」

 −Aターンした久しぶりの古里の印象は。
 「まず人通りの少なさを感じました。昔よく行っていたお店がなくなっていたり、母校が統合によって廃校になったりと、変わっていく街の光景に寂しさを感じる部分はあります」
 「一方で市や商工会議所などが大館を変えようと取り組んでいることも分かりました。私たちのカフェがにぎわい創出に一役買えればと思っています」

 −店名「スイッチカフェ」の由来を教えてください。
 「カフェに来た人がくつろいだり元気になったりして気持ちを切り替えてもらえるよう名付けました。頭文字のSには、名字の佐藤や姉妹を意味するシスターの意味を込めました」

 −お薦めのメニューは。
 「市内にある『加賀コーヒー』さんの協力で生まれたオリジナルブレンドのコーヒーが売りです。苦みと酸味のバランスの取れた濃厚な味わいなんですよ」
「曲げわっぱのカップを使ったティラミスもお薦めです。大館の伝統工芸品の味わいも感じてもらえたらうれしいです」

 −若者をどう呼び込んでいきますか。
 「若者は大館にないものを求めて県外に出てしまいます。これまで大館になかったオープンカフェスタイルで、『インスタ映え』するラテアートなどのリクエストも受け付けます。大館にもこんな場所があるんだ!と若者が集まる場所にしていきたいです」

 −どんな目標を思い描いていますか。
 「季節ごとのイベントや大館市の他のカフェと協力してのカフェ巡りなども計画しています」
 「若者が集まれる場所ができれば人の流れも変わり、街に活気も生まれると思います。カフェが憩いの場となり、人々の交流拠点になればと思っています」
 


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2018年09月17日月曜日


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