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<アングル山形>芋煮会フェスに3代目 技術の結晶鍋太郎

【巨大】3代目鍋太郎の底を熟練の溶接で仕上げる地元の職人。銀色の鈍い光を放つアルミ合金製の鍋はさながら、巨大な宇宙船のように見えた=6月18日、山形市富神台の建築金物会社「ナガセ」

 山形名物、秋の芋煮大会の主役が代替わりした。16日に山形市で開かれた「第30回日本一の芋煮会フェスティバル」でデビューを飾ったのは、四半世紀ぶりの新作となる直径6.5メートルの3代目鍋太郎。
 直径6メートルの先代は第4回(1992年)から使われてきたが、老朽化によって昨シーズン限りで引退。岐阜県高山市の鍋(6.1メートル)に奪われた日本一奪還も目指して、フェスティバル実行委員会がことし4月、山形市内の鋳造業者らに製作を依頼していた。
 代々の鍋太郎の詳しい資料が残っていないため、職人も試行錯誤。先代の特長を生かしながらも、鍋底の補強材を増やしたりして耐久性を引き上げたという。
 「鍋太郎は山形の技術の結晶」と鈴木鋳造所(山形市)の佐藤正七生(まさなお)工場長(61)が話す。初代からずっと製作に関わってきた佐藤さんは「先代よりも長生きしてほしい」と願う。
(写真部・高橋諒)


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2018年09月17日月曜日


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