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<バドミントン>男子シングルス、桃田念願の初優勝「皆さんの前で成長した姿を見せられたのがうれしい」

男子シングルス決勝でタイ選手を破り優勝した桃田

 バドミントンのジャパン・オープンは16日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで各種目の決勝が行われ、男子シングルスで今年の世界選手権を制した24歳の桃田賢斗(NTT東日本、福島・富岡高出)がコシット・フェトラダブ(タイ)に2−0で快勝し、日本男子で初優勝した。
 女子ダブルスは世界ランキング1位の福島由紀(青森山田高出)広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)が陳清晨、賈一凡組(中国)を2−0で下して初制覇した。

◎回り道し栄冠「成長した姿見せられた」

 3年ぶりに出場した大会で初優勝した男子シングルスの桃田は試合後のインタビューで開口一番、率直な思いを口にした。
 「この舞台に立つことすらできないと思っていた。皆さんの前で成長した姿を見せられたのがうれしい」
 違法賭博問題が発覚して2年5カ月。試合に復帰して1年4カ月。回り道をしてたどり着いた栄冠に、喜びをかみしめた。
 決勝までの5試合を全てストレート勝ち。スコア上では世界選手権王者の強さを示した格好だが、本人の胸の内は違う。
 「お互いに疲労はピーク。足を動かして一球でも多く相手のコートに返そう」。プレー自体は泥くさかった。
 国内で開催される国際大会に特別な思いを抱いていた。「今のジュニアの選手は(動画サイトで)トップの格好いいプレーしか見ていない。一球一球食らい付いているところを(直接)見てもらえたならうれしい」。日本の看板選手に返り咲いた今、自身の置かれている立場を十分に理解しているのだろう。
 2年後の東京五輪で使用される会場で頂点に立ち「自信になった」と振り返る一方で、足元を見詰め直した。「先を見ず、次の試合を精いっぱい戦いたい」
(剣持雄治)


2018年09月17日月曜日


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