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都市再生に復興ノウハウ 仙台のNPO、韓国・金海市と協定

連携事業について打ち合わせするパク課長(右端)と豊嶋さん(左端)ら

 仙台市のNPO法人「都市デザインワークス」(UDW)は韓国南部・金海(キメ)市の外郭団体、都市再生センターと、都心活性化に関する連携協定を結んだ。東日本大震災の復興ノウハウを採り入れ、住民主体のまちづくりを進めたい金海市側が協力を求めた。同市によると、韓国の自治体が都市再生で日本のNPOと連携するのは初めてという。

 協定は7月に締結した。金海市の歴史遺産「ジャンユ街道」を再整備し、観光客を呼び込むプロジェクトに協力する。期間は1年。住民参加型のワークショップを開き、将来ビジョンの策定を後押しする。
 金海市から市街地再生事業を請け負う都市再生センターのホ・ジョンウンさん(36)とUDWの豊嶋純一さん(35)が、東北大大学院工学研究科の同級生だった縁で連携が実現した。
 UDWは津波被災地の復興まちづくりや仙台市内の地域再生などで、住民主体のプロジェクトを手掛けた多くの実績があり、金海市は官民協働で進める都市再生のノウハウに注目した。
 ホさんと金海市のパク・チャングン都市デザイン課長は今月5〜7日、仙台市を訪れ、豊嶋さんらと打ち合わせを重ねた。ジャンユ街道の再整備に続く新たなプロジェクトでも、連携協定を結ぶ方針を確認した。
 パク課長は「韓国のまちづくりは行政主導がほとんど。住民と一緒に楽しく作り上げる手法を学びたい」と期待した。
 豊嶋さんは「復興の経験を都市再生のモデルとして、海外のまちづくりに提供したい。震災の教訓や防災・減災の視点も併せて伝えたい」と語った。


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2018年09月18日火曜日


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