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「貧食カレー」10年ぶり復活 東北大懐かしの味をレトルトで

レトルト商品として発売される通称「貧食カレー」

 「貧食(ひんしょく)」の愛称で呼ばれ、1967年から41年間営業した東北大川内キャンパス(仙台市青葉区)の川内第2食堂で、人気メニューの一つだったカレーがレトルト商品として復活する。食堂閉鎖から10年。青春時代の懐かしい味は20日、東北大生協7店舗とインターネットの通販サイトで発売される。

 商品名は「川内第2食堂 普通カレー復刻版」。1個378円(税込み)で量は200グラム。販売元は東北大生協で、パッケージに食堂の外観写真を使い、レトロな雰囲気を醸し出した。
 第2食堂の元店長大友義弘さん(61)が、食堂を運営していた東北大生協に残っていた手書きのレシピを基に再現した。当時と同様にたっぷりのタマネギと少量の豚肉入りで、少し塩辛い味が特徴だ。
 普通カレーはライスが300グラム以上の大盛りで、10年前も値段は230円(税抜き)だった。安さと量の多さから学生に重宝され、食堂の愛称にちなみ「貧食カレー」と呼ばれた。
 大友さんは「30代以上の卒業生には青春の懐かしい味だろうし、今の学生にも当時の雰囲気を味わってほしい」と話した。
 売り上げの一部は東北大学基金に寄付される。29日に川内キャンパスで開催される卒業生らが集うイベント「ホームカミングデー」で試食会もある。
 貧食は「貧民食堂」の略称。懐に優しいメニューを用意し、学生の胃袋を満たした川内第2食堂への敬意を込め、広く使われた。


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2018年09月18日火曜日


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