宮城のニュース

<楽天>藤平進化 4勝目 制球重視し、プロ初完投

 8月16日以来、約1カ月ぶりに手にした白星は、1勝分以上の価値になったはずだ。東北楽天の先発藤平は自己最多の4勝目をプロ初完投で飾った。「ストライク先行でテンポ良く投げられた」。久しぶりに見せる笑顔だった。
 前の登板までの3試合は制球に苦しみ、全て黒星。その反省から、この日はプロで初めて一回から、走者がいない場面でもセットポジションから投球した。
 140キロ台半ばと直球の球速はやや落ちたが、内外角の厳しいコースに投げ分けて打ち取った。速球派を誇るだけに戸惑いもあったが、「まずは勝たないといけない」と、自ら導き出した答えで結果を残した。
 確かな進歩を見せたのは先頭岡に二塁打を喫した六回。いろいろと考え過ぎて危機を広げてしまう悪癖が出そうな場面だったが、平沢(仙台育英高出)、中村、井上を空振り三振に仕留めた。
 「ギアを上げてピンチを切り抜けられた」と藤平。経験を積ませようと完投させた平石監督代行も「四回に2点を取られた後に、しっかり修正してくれた」とうなずいた。
 21日に20歳の誕生日を迎える2年目右腕。10代最後の登板を最高の形で締めくくった。「20歳になれば、また新しいスタート。勝ちを積み重ねたい」。チーム待望のスーパースター候補は力強く飛躍を誓った。(狭間優作)


2018年09月18日火曜日


先頭に戻る