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<E番ノート>「村田さんの言葉を胸に」

 「村田さんの言葉を胸に野球人生を切り開いてきた」。東北楽天の藤田は2005年にプロのスタートを切った横浜(現DeNA)時代の先輩で、独立リーグのルートインBCリーグ栃木で引退した村田に恩義を感じている。
 藤田は若手時代から堅守に定評があった。名手仁志の現役最後の年の09年に二塁の定位置をつかんだが、10年に新外国人カスティーヨにその座を奪われた。打撃面を課題とされ、守備固めに回った藤田は「2軍に落とされるのが怖く、ミスしないことばかり考えていた」。そんな時に村田は言った。「1軍にいるだけで満足するな。試合に出ないと稼げない」
 「気付くのが遅かった」。目覚めた藤田は10、11年と規定打席未満ながら打率3割を記録する頑張りを見せた。村田は12年から巨人へ、藤田も同年途中から東北楽天へ移籍して2人は離れた。それでも藤田は村田の教えを忘れず、主力となって13年のリーグ優勝、日本一に貢献。1億円プレーヤーになった。
 村田より2学年下、36歳の藤田もベテランの域だが、「少なくとも村田さんより長く現役で活躍するのが恩返し」と来季以降も戦う姿勢を崩すつもりはない。(金野正之)


2018年09月18日火曜日


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