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遠野の宝に輝き戻る 六神石神社みこし修理完了

修理を終えたみこし

 岩手県遠野市青笹町にある六神石( ろっこうし )神社のみこしが、初の大修理を終えて地元に戻ってきた。竜、鶴など縁起物の彫刻と繊細な彫金が往時の輝きを取り戻した。23日の例祭を前に22日、地元を巡行して地域住民にお披露目する。
 みこしは1961年に奉納された。汚れがひどく劣化も進んだことから、昨年10月に製造元の宮本卯之助商店(東京)へ修理を依頼した。
 いったん約5000個の部品に解体し、洗浄や修復を施した。内部に蜂の巣が三つもできていたが、ケヤキの木地は状態が良く新たに作り直した部品はわずかだったという。
 修理した職人山下佳一さん(57)は、同じ宮本卯之助商店の職人だった「父が製作に携わったのではないか」と話す。「彫刻、彫金ともに高い技術で、素晴らしいみこし。父の手掛けたみこしを修理でき、不思議な縁を感じる」と顔をほころばせた。
 宮司千葉雄孝さん(67)は「感無量。神社だけでなく遠野、岩手、日本にとっての宝として大切に受け継いでいきたい」と語った。


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2018年09月18日火曜日


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