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ホットな交流スタジオでカフェ開業へ腕試し 安さ手軽さ、女性に人気

ランチを提供し、客と語り合う青野さん(左)
自家製酵母のパンと野菜をメインにしたランチ

 米沢市の共同ワークスペース「スタジオ八百萬(はっぱゃくまん)」で、実際に運営しながらカフェ開業のノウハウを学ぶ「チャレンジカフェ」への出店者が女性を中心に広がっている。出店料の安さに加え、スタジオの全面サポートが人気の理由。開業前の腕試しの場として重宝されている。

 スタジオ八百萬は元エンジニアの山田茂義さん(48)が、かつて青果店だった実家を改装し、地域の交流拠点として4年前にオープンした。
 チャレンジカフェは出店者がそれぞれ日時を変えて営業し、備え付けのキッチンで調理。出店料は業態や売り上げに応じて個別に設定されるが、一般のテナント料に比べ格安だ。
 第1号は自家製酵母のパンとスープ、手作り野菜をメインにしたランチを提供している「青の家(や)」。カフェ開業を目指す生花店勤務の青野知佳さん(29)が、女性パン職人や祖母らの協力を得て昨年11月から月3回のペースで営業し、常連客で毎回にぎわっている。
 青野さんは「店を持つのはリスクが高いが、ここなら自分の都合で運営できる。客の評価を肌で感じられるのもいい」と話す。
 「青の家」に触発されるように、今月からは30代夫婦が毎週月曜日に自家焙煎コーヒーの提供を開始。29日からは月1回、女性栄養士がランチの店を開き、10月には元パティシエの主婦が菓子や南米料理の店を出す予定だ。ほかにも季節料理の店や、夜間にスナックの営業を検討している人たちがいる。
 出店者は設備投資の必要がなく、企画や広告などはスタジオの支援を受けられるためメニューの工夫や接客に集中できる。実際に運営しながら開業を目指す人にとっても、料理や菓子作りなどの特技で人を喜ばせたい人にとっても格好の場だという。
 スタジオを主宰する山田さんは「いろいろなカフェが出店し、それぞれの雰囲気を醸し出してくれたらいい。女性が才能を生かす場を求めていると感じる。集まる人々も多彩で、新たな出会いやつながりが生まれている」と話す。


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2018年09月18日火曜日


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