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手軽に一局「66将棋」天童商議所が開発 縦横6マス計36マス 駒の選択・配置自由度高く

7月に開催された66将棋大会の様子(天童商工会議所提供)
66将棋の駒の並べ方の例。盤は米織小紋をイメージした試作品

 将棋駒の生産量日本一を誇る天童市の商工会議所が、縦横6マス計36マスの将棋盤で対局する「66(ろくろく)将棋」を開発した。縦横9マスの通常の将棋盤より小さく、駒の選択や並べ方に一定の自由度を持たせたルールも独特。尚絅学院大(名取市)の松田道雄特任教授(地域づくり論)が考案した。東京都内で22日に体験イベントを開いて将棋ファンにアピールする。

 松田教授は3年前から商議所のコーディネーターを務めている。商議所から「駒作りの後継者不足が課題だ」との相談を受け、愛好者の裾野を広げるため新たな遊び方を提案することにした。
 参考にしたのは、将棋のルーツと呼ばれる古代インドのゲーム「チャトランガ」。縦横8マスで駒の大きさと形も一律でなかったことから、現在のルールにとらわれず、柔軟な発想で新たなゲームを考えられたという。
 66将棋は歩以外の駒の配置を自分で決める。手前2列が自陣。手前2列目に歩を並べた状態で、1列目には飛車と角のいずれかと王、金、銀、桂馬、香車をそれぞれ1枚ずつ並べる。配置も戦略として楽しめる。平均6分で対局が終わるという。
 商議所は7月、同市で「第1回66将棋大会」を開催。地元商店街の8チーム24人が熱戦を繰り広げた。今後は市内の飲食店や観光施設などに駒と盤を設置する予定。既にユーチューブには解説動画を投稿しており、22日のイベントに体験コーナーを設ける。
 商議所は女性をターゲットに紅花、サクランボをモチーフにした駒箱セットや米沢織の特徴を生かした布製66将棋盤も試作し、発売を目指している。


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2018年09月18日火曜日


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