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西田敏行さん 原発事故から立ち上がる強い福島を見せたい

(代表撮影) =17日午前11時ごろ、郡山市

 福島県から県民栄誉賞を授与された西田敏行さん(70)は、17日の表彰式後の記者会見で古里・福島への思いなどを語った。
 −受賞に対する思いは。
 「本当にうれしい。ふさわしい働きをしているかどうか、面はゆい気持ちもある。一方、古里愛が強いとの自負もある。賞を糧に福島を思いながら表現していく俳優として生きたい」
 −東日本大震災について感じていることは。
 「(原発事故があった)福島が抱えた問題は他の津波被害に遭った県とは趣を異にしている。福島がなぜ、こうしたことを背負う羽目になったのか、真摯(しんし)に顧みて、うそ偽りなく受け止めていくことが大事だ」
 「一時の空気感ではなく、しっかりと見極めて復興を考えたい。福島の中だけに封鎖されるのではなく、日本の問題だと認識してもらうことが大切と思う」
 −福島がどう復興してほしいか。
 「原発事故も含め、こんな体験をしているのは世界で福島だけ。これを逆手に、立ち上がった福島を見せる。そういう力強さを持った県になりましょうよ」
 「日本には原発がある県がたくさんあり、事故が他県では起きないとは言えない。こうやって原発事故から立ち上がったと表現できるような福島スタイルを築く。そんな未来があると信じている」
 −福島の子どもたちにメッセージを。
 「科学や文学などいろいろな分野で世の中に貢献できる人間がいっぱい生まれてくれたらいい。力を持った科学者やアスリートが出てくれることを期待する」


2018年09月18日火曜日


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