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<仙台・警官刺殺>交番襲撃の男死亡 別の警官の警告に応じず、計3発発砲

男に襲われ、応対した巡査長が死亡した仙台東署東仙台交番=19日午前7時30分ごろ、仙台市宮城野区東仙台2丁目
清野裕彰巡査長

 19日午前4時ごろ、仙台市宮城野区東仙台2丁目の仙台東署東仙台交番で、男性巡査長が交番を訪れた男に刃物で刺され、死亡した。別の警察官が男に拳銃を発砲し、男は死亡した。宮城県警は殺人事件として捜査し、男の身元の確認を急いでいる。

 宮城県警によると、死亡したのは清野裕彰巡査長(33)。男は午前4時ごろ、「現金を拾った」と交番を訪ね、清野巡査長が応対室で対応。2人が言い争う声を交番内の執務室にいた男性巡査部長(47)が聞き、応対室に行くと、清野巡査長が血を流して倒れているのを発見した。
 清野巡査長の近くで、男は全長30センチの刃物とマシンガンの形をしたモデルガンのような物を手に倒れていたが、立ち上がって巡査部長に襲い掛かろうとした。巡査部長が「刃物を捨てろ」と警告し威嚇発砲したが、男が応じずに向かってきたため、さらに2発発砲し、少なくとも1発が命中したとみられる。巡査部長にけがはなかった。
 当時、交番では警察官4人が勤務し、他の2人は仮眠室にいた。交番に防犯カメラはなく、清野巡査長と男のやりとりや、刺されるまでの経緯などは分かっていない。
 男への発砲について、県警は「巡査長が刺され、さらに男が巡査部長に刃物で襲い掛かろうとしている状況から、警告した上での発砲は正当な職務行為だったとみている」との見解を示した。
 清野巡査長と男は市内の病院に搬送されたが、午前5時25分ごろまでにそれぞれ死亡が確認された。県警の松岡亮介本部長は「将来ある警察官が亡くなったことは痛恨の極みだ」とのコメントを出した。
 現場はJR東仙台駅から北西約200メートルの住宅街にある交番。近くには東仙台中や東仙台小がある。


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2018年09月19日水曜日


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