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<仙台・警官刺殺>信頼厚い警察官殉職、容疑者は近所の大学生…地域は二重に重苦しい雰囲気に

ブルーシートに覆われた交番を眺める生徒ら=19日午前7時40分ごろ、仙台市宮城野区東仙台2丁目

 凶行の標的となったのは、地域の安全を守る「とりで」だった。仙台市宮城野区の仙台東署東仙台交番で19日未明、住民の信頼の厚い若い警察官の命が奪われた。交番を襲ったのが近くに住む男子大学生と分かり、地域は二重に重苦しい雰囲気に包まれた。

 交番は捜査のためブルーシートに覆われ、業務は停止。周辺への立ち入りも一時規制され、通勤や通学で道行く人々は遠くから心配そうに見詰めた。
 近くの菓子店の男性店主(71)は「耳にしたことのない『パーン、パーンパーン』という音が聞こえた。近所でよくある交通事故の音とも違うので、何が起きたかと思った」と振り返る。
 交番裏に住む不動産業の男性(65)によると、事件発生当時、「交番の方から『何するのや』という怒鳴り声が聞こえた」という。
 亡くなった清野裕彰巡査長(33)=当時、警部補に2階級特進=。住民の間では、温厚で仕事熱心な警察官として知られていた。
 東仙台交番にクレジットカードの落とし物を届けた際、清野巡査長に対応してもらった無職女性(69)は「ニュースで清野さんが亡くなったと知り、驚いている。しっかりした人という印象だった」としのんだ。
 交番近くの自営業男性(55)も「感じのいい青年で、地域のパトロールも一生懸命だった」と話し、「まだ若いのに残念だ」と声を落とした。
 仙台東署の玄関には19日午後、献花台が設置され、署員らが同僚の突然の死を悼んだ。

◎学校出入り口の管理徹底を要請/仙台市教委

 仙台東署東仙台交番で男性巡査長が刺殺された事件を受け、仙台市教委は19日、全市立学校と幼稚園の計190校に対し、不審者が敷地に侵入しないよう出入り口の管理徹底を要請した。
 児童生徒の登下校時以外は校門を閉めるとともに、来校者用の出入り口を限定して他は施錠するよう改めて指示。敷地内に自由に出入りできる学校には、看板で不審者への注意喚起をするよう求めた。


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2018年09月20日木曜日


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