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<特区保育園不明朗会計>前事務長の給与返還請求へ 運営法人が法的措置を検討

 仙台市が国家戦略特区の活用で整備した中山とびのこ保育園(青葉区)の不明朗会計処理問題で、園を運営する社会福祉法人「中山福祉会」の千葉裕貴理事長(58)が19日、市役所で記者会見し、勤務実態のない前事務長の給与などの返還を前理事長に請求する方針を明らかにした。
 返還を求めるのは、前事務長の給与11カ月分と賞与計約380万円のほか、実態と異なる保育園の遊具整備作業に関する支出など。弁護士と相談して金額を精査した上で、法的措置を検討しているという。
 千葉理事長は「特区制度を利用して作られた保育園で不正会計があり、責任を感じている。中山のまちづくりにも迷惑を掛けてしまい申し訳ない」と謝罪した。
 理事長らによると、公園の芝の整備費や樹木の伐採費など、保育園に直接関係のない不明朗な支出も約310万円確認されたという。
 市は2017年度、園の運営費や、延長保育などサービス拡充に対する補助金など約1億1100万円を拠出。市認定給付課の担当者は「聞き取り調査をして適切に対処したい」と話している。
 市は昨年12月と今年7月の2回、法人に対し、契約書を作成していなかったなどとして計49件の文書注意を行った。このうち、中山福祉会と顧問契約を結んでいる会計事務所経営の税理士の男性が法人の監事にも就いていた問題では、市から「不適切」と指摘され、男性が監事を辞任している。


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2018年09月20日木曜日


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