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<仙台・警官刺殺>住宅街未明の凶行 容疑者、物静かな性格と結び付かず「なぜ」

東仙台交番前には事件直後、複数の救急車が駆け付けた=19日午前4時20分ごろ(読者提供)
相沢悠太容疑者

 交番を襲撃し、若い警察官の命を奪った容疑者は、交番近くに住む大学生だった。仙台市宮城野区の仙台東署東仙台交番で19日未明、清野裕彰巡査長(33)=当時、警部補に2階級特進=が刺殺された事件。東北学院大3年相沢悠太容疑者(21)の自宅周辺の住民は、容疑者の静かな性格と凶行が結び付かず、驚きを隠せない様子だった。

 相沢容疑者の自宅は交番の南東約700メートルの住宅街にある。周辺住民によると、容疑者は両親と高校生の弟との4人暮らし。近くに住む親戚の女性(80)は「礼儀正しくておとなしい印象。家庭内でのトラブルもなく、警察沙汰になったこともない。なぜ事件を起こしたのか見当もつかない」と肩を落とした。
 幼少期から容疑者を知る近所の70代の女性は「物静かな子。小さい頃は学習塾に通っていて優秀だった」と振り返った。
 東北学院高時代は生物部に所属し、保護された猫を世話するなど優しい一面も見せていたという。大学では歴史学を専攻していた。
 県警によると、容疑者は19日午前4時ごろ、黒の半袖シャツ、青のジーパンを身に着け、白のマスク姿で交番を訪問。刃渡り約20センチの包丁とマシンガンの形をしたモデルガンのような物を持参したという。
 所持していたウエストポーチには工具のドライバーとはさみ、カッターナイフも入っていた。複数の凶器を用意したとみられる姿は、知人らが抱く印象とは程遠い。
 幼稚園から中学校まで同級生だった女性は「報道で、交番を襲った容疑者があの相沢君だと知り、ぼうぜんとした」と絶句。「クラスメートと話す姿はほとんど見たことがない。無口だったが、人を傷つけるようには見えなかった」と絞り出すように続けた。
 容疑者の自宅は19日、カーテンが閉まり、夜になるとかすかに光が漏れたが、人の出入りは確認できなかった。


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2018年09月20日木曜日


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