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気仙沼被災写真11万枚の返却 持ち主との「再会」仙台で 復興協が23日出張閲覧会

気仙沼市で18日にあった出張閲覧会。11万枚の写真をパソコンで見られる

 宮城県気仙沼市から業務委託を受け、東日本大震災で被災した写真などを持ち主に返す事業を担う一般社団法人「気仙沼復興協会」(気仙沼市)は23日、仙台市に出張して写真の閲覧会を開く。データベース化した写真約11万枚を見られるパソコンを設置し、持ち主が分からない写真を気仙沼市にゆかりのある人たちに見てもらう。

 協会が市外で閲覧会を開くのは初めて。仙台市には気仙沼市の出身者や震災後に避難した被災者が多く、東京都、山形、福島県などからも人が集まりやすいことから開催を決めた。
 パソコン4台を会場に持ち込む予定で、結婚式や部活動の集合写真、旅行の写真などに加え、表彰状や位牌(いはい)など思い出の品々を撮影した写真も見られる。持ち主はその場で印刷するか、協会が保管する実物の写真を受け取るかを選ぶ。
 協会は震災直後の2011年6月に写真の返却事業を始めた。写真約100万枚、物品約4000点をボランティアらが洗浄し、市内各地で展示。災害公営住宅の集会所や公共施設を利用して閲覧会も開く。これまで約90万枚を持ち主に返してきた。
 10月上旬には陸前高田市で閲覧会を開く予定で、将来は首都圏への出張も計画中だ。担当者は「震災から7年半がたち、被災した写真を落ち着いて見られるようになった被災者も増えている。気仙沼とつながりがある方々に来てもらい、一枚でも多く返したい」と来場を呼び掛ける。
 陸前高田市の業務受託で同様の返却事業をしている一般社団法人「三陸アーカイブ減災センター」(釜石市)との共催。
 午前10時半〜午後6時、仙台市青葉区の福祉プラザ。連絡先は気仙沼復興協会0226(27)3882。


2018年09月20日木曜日


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