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<仙台・警官刺殺>手袋装着、凶器は刃渡り20cmのナタ 強い目的持った犯行か

現場検証のため東仙台交番に入る捜査員=20日午前9時55分ごろ、仙台市宮城野区東仙台2丁目(写真の一部を加工しています)

 仙台市宮城野区の仙台東署東仙台交番で警察官が刺殺された事件で、別の警察官に銃撃されて死亡した東北学院大3年相沢悠太容疑者(21)が交番に来た際、黒っぽい手袋を装着していたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。刺殺した凶器とみられる刃物は、刃渡り約20センチのナタだったことも判明した。
 容疑者は当時、白のマスク姿で、工具のドライバーやはさみ、カッターナイフが入ったウエストポーチを二つ所持していたことが既に分かっている。身なりや所持品を周到に準備していたことから、宮城県警は拳銃奪取など何らかの強い目的を持って交番を訪ねた疑いがあるとみている。
 司法解剖の結果、刺殺された清野裕彰警部補(33)=2階級特進=の死因は、心臓損傷による失血死と分かった。容疑者は左肺損傷による失血死だった。発砲された銃弾3発は全て容疑者に当たっていた。
 交番裏の敷地内に事件後、所有者不明の自転車が乗り捨てられていたことも分かった。県警は容疑者が自転車で交番を訪れた可能性があるとみて、経路を含め調べている。
 捜査関係者によると、容疑者に逮捕歴はなく、過去に警察とトラブルになったり、警察に相談したりした履歴もない。
 交番では20日午前、県警の現場検証が始まった。清野警部補の死を悼み、花を手向けに訪れる人の姿も見られた。
 東北学院大は「学生が事件に関与していたことは誠に遺憾。亡くなった警察官に哀悼の意を表すとともに、ご遺族に深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。


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2018年09月20日木曜日


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