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<自民総裁選>石破氏健闘43.4% 宮城の党員ら「東京一極集中でなく、地方にも目配りを」

自民党総裁選で投票用紙の仕分けに当たる党県連関係者=20日午前10時30分ごろ、仙台市青葉区の県連事務所

 20日投開票の自民党総裁選で、宮城県内の党員・党友票は連続3選を決めた安倍晋三首相(総裁)の得票率が56.6%となり、石破茂元幹事長の43.4%を上回った。安倍氏優勢が伝えられる中で目立った石破氏の健闘。同氏の地方重視の姿勢が一定の支持を集める一方、1強への警戒感もにじむ結果となり、党員らは「地方にも目配りを」と求めた。

 「支部としては自主投票にしたが、個人的に石破氏の人柄に好感を持った」。東松島市の党矢本支部長を務める会社役員山田達夫さん(81)は、石破氏に票を入れた。
 東日本大震災後間もなく、長靴を履いた石破氏と被災地を回った。気さくな話しぶりに親しみを感じ、「こういう政治家がいてもいい」と心に残った。安倍氏には「東京一極集中でなく、地方にも目を配ってほしい」と注文を付ける。
 石破氏の得票率を巡っては、党県連関係者の間でも「3割程度」との見方が大勢だったが、ふたを開けてみれば4割を超えた。党県連幹部は「石破氏がかなり頑張った」と驚き、ある地方議員は「党内の多様な意思が示された」と語った。
 栗原市鶯沢の自営業佐藤早夫さん(83)は2012年の総裁選で石破氏を支持したが、今回は安倍氏に票を投じた。「石破氏は党内で仲間が少なく、孤立感がある。足元の弱さに不安を感じた」と打ち明ける。
 アベノミクスの実績を強調する安倍氏だが、「上向いていると言われる景気回復が地方には及んでいない。危機感を共有してほしい」。リーダーシップに望みをつないだ。
 安倍氏に投票した党富谷市支部長の会社員早坂富男さん(66)は「混迷する国内外の情勢を考えると、経験のない人には託せない」と強調。「安倍氏は世界各国の首脳の中でもベテランの域に達している。トランプ米大統領と渡り合い、連携を維持するためにも、これまでの信頼関係が重要だ」と外交手腕に期待した。
 県内で選挙権を持つ党員・党友は1万896人で、投票率は69.86%だった。野党だった12年総裁選の61.86%を8.0ポイント上回った。


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2018年09月21日金曜日


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