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<北海道地震>避難者の健康下支え 仙台市派遣の保健師が活躍「現地の職員も疲れが出る。みんなで支えたい」

避難者の健康状態を聞き取ったシートを確認する保健師=13日、北海道安平町

 41人が亡くなった北海道の地震は20日で発生から2週間を迎えた。長期化する避難生活を支えようと、東日本大震災を経験した仙台市の保健師らが現地で活動している。高齢者らの健康状態を聞き取るなどして、生活環境の改善を目指す。市は少なくとも1カ月間、保健師を交代で送り出して被災地をバックアップする。
 第1陣となる3人は11日、約100人が身を寄せる北海道安平(あびら)町の追分公民館を訪問。衛生面への配慮から、避難者が寝泊まりするホールを土足禁止にした。支援者らと大掃除をした後、段ボールベッドを運び入れた。
 13日からは体調や眠れているかどうかなどを避難者に聞き取っている。当初は1週間入浴していない高齢者もおり、感染症対策の必要もあった。カップラーメンやおにぎりが食事の中心だったことで栄養の偏りも見られたという。保健師らは課題を整理して町側に伝えていく。
 震度6強を記録した町は余震が続き、今も避難指示は解除されていない。派遣された市障害者総合支援センターの只埜(ただの)弓美主幹は「不安を抱える避難者が多い。自宅に戻った後も長期的支援が必要だ」と指摘する。
 市太白区保健福祉センター家庭健康課の佐藤和代課長は震災時、他自治体から駆け付けた保健師の調整役を務めた。佐藤課長は「自主的に動いてくれた派遣職員が心強かった。現地の職員も疲れが出てくるのでみんなで支えていきたい」と語った。(報道部・古賀佑美)


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2018年09月21日金曜日


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