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高齢者を狙い、象牙や貴金属を強引に安価で購入 押し買い容疑の6人逮捕

佐瀬容疑者らが違法に買い取ったとされる象牙などの押収品=20日、仙台中央署
捜査員に連行され、自宅マンションを出る佐瀬容疑者(中央)=20日午前8時40分ごろ、仙台市青葉区宮町2丁目(写真の一部を加工しています)

 貴金属の訪問購入の際、客に適切な説明をしなかったとして、宮城、岩手、山形、福島4県警の合同捜査本部は20日、特定商取引法違反(不実告知など)の疑いで、仙台市青葉区の訪問購入会社「リサイクルセンター東北」社長佐瀬常太容疑者(39)=仙台市青葉区宮町2丁目=と現・元従業員5人を逮捕した。

 訪問購入業者を規制対象に加えた改正特商法の施行(2013年)後、宮城県内の訪問購入業者が摘発されたのは初めて。
 捜査本部は容疑者らが訪問購入したとみられる象牙11本も押収。象牙はワシントン条約で国際取引が禁じられ、国内でも種の保存法に基づき登録した象牙しか取引できない。捜査本部は押収した象牙の登録状況や国外流出の有無を調べる。
 他に逮捕されたのは従業員の小林正典(52)=宮城野区萩野町4丁目=、鈴木正浩(45)=同区新田4丁目=の両容疑者と、元従業員のアルバイト松本光一郎(46)=若林区荒町=、飲食店従業員渡部文昭(33)=青葉区柏木3丁目=、アルバイト渡辺誠(39)=宮城県柴田町上名生=の3容疑者。
 逮捕容疑は共謀して2017年6月〜18年4月、岩手、宮城、山形、福島、栃木、千葉6県の40〜90代の男女12人から、契約内容や解約条件を記した書面を渡さずに貴金属計34点を119万円で購入した疑い。松本容疑者は容疑を否認し、残る5人は認めているという。
 宮城県警によると、佐瀬容疑者の会社は16年1月以降、宮城県を中心に東北や関東で約1900件の訪問購入を行い、計約1億4200万円で購入した宝石や時計、骨董(こっとう)品をインターネットサイトなどで転売し、約5400万円の利益を得た。高齢者を狙い、強引に安価で購入する「押し買い」を続けたとみられる。


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2018年09月21日金曜日


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