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<仙台・警官刺殺>住民ら交番訪れ追悼「ありがとうと伝えたい」

東仙台交番に花を手向けに訪れた女性=20日午前10時10分ごろ、仙台市宮城野区東仙台2丁目(写真の一部を加工しています)

 仙台市宮城野区で起きた警察官刺殺事件で、現場の仙台東署東仙台交番には20日、殺害された清野裕彰警部補(33)=2階級特進=を悼む多くの近隣住民らが訪れた。住民らは交番に手を合わせたり、花を手向けたりし、地域に愛された警察官の冥福を祈った。
 交番では同日午前9時半ごろから、宮城県警の捜査員が現場検証を実施。交番を訪れた住民らは警備に当たる署員にお悔やみの言葉を掛け、花束を預けるなどした。
 近くに住む瀬戸容子さん(84)は「1人暮らしなので、清野さんによく見回りに来てもらった。とても明るくていい方だった。ありがとうと伝えたい」と話した。
 近所の会社員男性(38)は「1カ月ほど前、子どもを連れて歩いている時に『かわいいですね』と清野さんが声を掛けてくれた。互いに双子の子どもがいることが分かり、話が盛り上がった」と振り返った。
 東署に設置された献花台にも来庁者らが手を合わせた。若林区で接骨院を営む男性(56)は「野球少年だった清野君は肩や肘を痛め、頻繁に来院した。体格はいいが温厚な性格で、『なぜこんな優しい子が』と思う」と無念そうに語った。
 清野警部補の父親は代理人弁護士を通じて、「今は捜査の行方を見守り、故人の冥福を静かに祈りたい」との談話を出した。
 清野警部補を刺殺したとされ、別の警察官に銃撃されて死亡した相沢悠太容疑者(21)が在籍する東北学院大は「学生が事件に関与したことは誠に遺憾。亡くなった警察官に哀悼の意を表すとともに、ご遺族に深くおわび申し上げる」とするコメントをウェブサイトに掲載した。


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2018年09月21日金曜日


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