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岩手県立美術館の撮影コーナー話題 趣向凝らしパネル作成、来館者のSNS発信が宣伝効果呼ぶ

「うるわしき美人画の世界」で設置した撮影スポット(岩手県立美術館提供)

 岩手県立美術館(盛岡市)で、作品世界に浸って記念写真を撮るコーナーが話題だ。インターネットの写真共有アプリ「インスタグラム」などで拡散されれば宣伝になると、美術館も企画展に合わせて趣向を凝らしたパネル作りに力を入れている。
 8月19日まで開かれた企画展「うるわしき美人画の世界」では、三味線を弾く女性画などを等身大パネルにして館内4カ所に設置。多くの来館者が笑顔で写真に収まった。
 インスタグラムなどで目にしたのをきっかけに来場する人も増えている。杉田友視(ともみ)主任は「企画展の感動そのままに魅力を発信してくれる」と写真撮影コーナーの宣伝効果を歓迎する。
 著作権や作品を保護するため、多くの美術館は写真撮影を禁止している。気軽に写真を撮ったり、情報を発信したりする若者たちをいかにして引き付けるかが課題だった。
 2013年の企画展で掲げた大きな立て看板が、写真撮影でにぎわっているのを見掛けた職員が「撮影スポットをつくろう」と着想。アイデアを出し合って作るパネルは今や、企画展の「定番」だ。
 吉田尊子学芸普及課長は「若い人にとってネットへの写真投稿は生活の一部。これからも魅力的な撮影スポットを用意し、美術館を身近に感じてもらいたい」と意気込む。


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2018年09月21日金曜日


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