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<自民総裁選>東北選出国会議員 参院選へ「謙虚な政権運営を」

 自民党総裁選で安倍晋三首相が連続3選された20日、東北選出の党国会議員は地方経済の活性化など着実な政策実行に期待した。投票権を持つ衆参合わせ30人のうち、ほとんどが首相を支持。敗れた石破茂元幹事長には2人が投票した。1人は投票先を明かさなかった。来夏の参院選に向けてはおごりや緩みを排した謙虚な政権運営を求めた。
 首相出身派閥の細田派に所属する西村明宏氏(衆院宮城3区)は「党が政権復帰してから首相を中心に東北復興、経済振興、外交にまい進した。被災地にも毎月のように足を運んでいる」と5年9カ月の政権運営を評価した。
 参院側が石破氏支持に回った竹下派の鈴木憲和氏(衆院山形2区)は首相に投票。山形県の党員投票は石破氏が首相を上回ったことを指摘し「地方の状況はさまざま。アベノミクスの波及効果も違う。東京一極集中を解消してほしい」と注文を付けた。
 東北で唯一、石破派に名を連ねる富樫博之氏(衆院秋田1区)は地方重視を強く打ち出したことが党員票の約45%を獲得する善戦につながったと分析。最終盤は首相陣営とのつばぜり合いが激烈だったが、「懐が深いのが自民党。選挙が終わればノーサイドだ」と党内融和を求めた。
 自主投票だった谷垣グループの加藤鮎子氏(衆院山形3区)は石破氏に投票した。「首相に挑み、多様な意見があると示したことへの敬意があった。風通しが良く、一致団結する党であってほしい」と党内議論の活性化に期待した。
 無派閥の愛知治郎氏(参院宮城選挙区)は、党宮城県連会長の立場を理由に投票先を明かさなかった。来夏の参院選は4選を目指して立候補する予定で「政権が独断専行で物事を進めると、手痛いしっぺ返しが来る」とくぎを刺した。
 東北の議員のうち大島理森衆院議長(青森2区)は投票権がない。


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2018年09月21日金曜日


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