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東北の夏祭り、人出1539万人 悪天候響き前年比0.6%減

 日銀の青森、仙台、秋田、福島各支店は、東北の主な夏祭りの人出をまとめた。16の祭りの合計は前年比0.6%マイナスの1539万4000人で、ほぼ横ばいだった。悪天候や西日本豪雨の影響で前年を下回る祭りがあり、東日本大震災前の水準には依然届いていない。
 各地の人出は表の通り。青森ねぶた祭の280万人が最も多く、仙台七夕まつりの202万6000人、弘前ねぷたまつりの160万人と続いた。
 青森ねぶた祭、秋田竿燈まつりなど10の祭りで前年を下回った。台風や西日本豪雨によるツアー客キャンセルが影響した。
 一方、訪日外国人旅行者(インバウンド)は引き続き伸びている。秋田は大型クルーズ船の寄港、岩手は海外定期航空路線の就航で団体客が増加。青森ねぶた祭では、衣装レンタルサービスを利用して参加する外国人が顕著に増えたという。
 前年を上回った祭りは仙台七夕など五つ。仙台七夕は台風が接近した前年から持ち直した。福島わらじまつりは震災前の水準を初めて上回り、福島支店は「東北六魂祭や東北絆まつりで認知度が上がった」と分析した。
 祭り期間中のホテル、旅館はほぼ満室。秋田の関係者からは「台風の影響を懸念してツアーキャンセルの動きがあっても、個人客の予約ですぐ満室になった」という声もあった。
 岡本宜樹仙台支店長は「インバウンドは夏より秋冬の伸びが大きい。季節を問わず観光資源をアピールすることが通年観光につながる。周遊を促す各地域の連携に期待したい」と指摘した。
 人出の調査は、各支店が祭りの実行委員会や関連業界に聞き取りした。


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2018年09月21日金曜日


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