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<気仙沼・防潮堤ミス>かさ上げ工事開始 気仙沼市、背後地に土搬入

追加のかさ上げ工事のため土の搬入が始まった魚町防潮堤の背後地

 気仙沼市内湾地区の防潮堤高を県が誤って施工した問題で、気仙沼市は21日、県が提案した見た目の高さを抑えるために背後地をかさ上げする工事を始めた。土の購入など追加のかさ上げにかかる費用は県側が負担する。
 この日は追加でかさ上げするために必要な土の搬入が行われた。対象となる土地に、業者が大型トラックで次々と土を運んだ。
 市が新たに盛り土する対象は、内湾地区の土地区画整理事業(11.3ヘクタール)内で進める同市魚町の宅地約1万2500平方メートル。当初計画よりも5〜20センチ高く盛る。一部を除き2019年3月までに工事が完了し、5月中旬にも宅地を地権者に引き渡す予定。
 県と市は覚書を交わし、かさ上げに関する費用は全て県側が負担することを確認した。新たに必要な土の量は約5000立方メートルの見込みで、土の購入費などは数千万円に上る。
 15日にあった住民団体「内湾地区復興まちづくり協議会」の会合で菅原茂市長は、県が提案するかさ上げ工事の受け入れを表明。18日の定例会見で「市は造り直さないことを容認していない。時間がない中で、かさ上げを判断した」と述べ、防潮堤の高さに関する議論は継続する考えを示している。
 協議会は防潮堤の造り直しを求める方針を変えていない。


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2018年09月22日土曜日


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