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浜の活性化、南三陸の海に学ぶ 大正大生が来月末まで地域実習

カキの養殖場を見学する学生たち

 大正大(東京)の学生が19日から、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町で地域実習を行っている。地域創生学部の1、3年生計28人が10月末まで町内に滞在し、町民との交流や就労体験を通じて地域の課題や活性化策を探る。
 21日は地元のカキ生産者と志津川湾に向かい、養殖場を見学した。戸倉地区の生産者は震災後、密殖を防いで高品質のカキを育てるため、養殖いかだを震災前の3分の1に減らす漁場改革に取り組んだ。2016年には、環境に配慮した養殖を推進する水産養殖管理協議会(ASC)の国際認証を受けた。
 1年の佐々木初菜( にい な)さん(19)は水揚げされたカキを船上で味わい、「家族に伝えたいと思うくらいおいしかった。南三陸の人から多くのことを吸収したい」と話した。
 実習は16年に始まり3回目。1年生は観光、水産、福祉、移住をテーマにグループで調査活動や就労体験を行い、3年生は地域の活性化や課題解決の企画に取り組む。3年の小斉平( こ せひら)勇樹さん(20)は「震災からの復興を後押しするため、町特産のタコを使った商品開発に取り組みたい」と意気込みを語った。


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2018年09月22日土曜日


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