宮城のニュース

<入試のツボ>東京の過去問で演習

◎公立高の出題傾向(4)小論文

 宮城県教委は先日、2020年春に導入する新たな公立高入試制度に基づく各校の選抜方法を発表した。現行の前期・後期選抜を1次募集に一本化し、共通選抜と特色選抜の二つの方法で合否判定することになった。
 特色選抜は、各校が学力検査点と調査書点に、それぞれ換算率0.25〜2を乗じて合計点を算出するもので、作文や小論文を課す高校は、ほとんどない。
 だが、新制度移行前の来春の前期選抜で、学校独自検査に小論文がある高校を受ける生徒は、当然ながら対策を講じなければならない。
 難易度の高い高校の小論文は、資料読み取り型の小問2題程度で計約600字。分野は理科と社会が中心だ。これは資料を読み取らせる理社型の出題の方が、論理的思考力や科学的思考方法の定着度がより正確に測れるという狙いがあると推察できる。
 ただ、過去問は6年分しかなく、解答と解説は公表していないため、どうしても演習量が不足する。
 そこで、宮城とほぼ同じ構成で実施されている東京都の各校の過去問を解くことを勧めたい。今春の出題分野は表の通りで、ほとんどが資料読み取り型。与えられたテーマに即して500〜600字を50分で書くという出題だった。
 新制度で受験する現在の中学2年生以下の生徒も将来の大学入試や就職活動で、小論文などにまとめる力が問われることは必至だ。資料読み取り型の小論文だけではなく、文章読み取り型の小論文にも習熟して、自分の考えを的確に表現できるようにしたい。
(進学プラザグループ教務推進室・鈴木伸講師)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2018年09月22日土曜日


先頭に戻る